コミュニティが苦手だった人がイベントのスタッフをやってみた話
はじめに
こんにちは。@sawa__it です。
今日はスクラムギャザリング&スクラムフェス Advent Calendar 2022の9日目です。
ブログを立ち上げては挫折し、また立ち上げて挫折する人生です。
さてコミュニティ活動ですが今年はスクラムフェス札幌にスタッフとして参加してきました!
来年は Regional Scrum Gathering℠ Tokyo の当日スタッフも担当させていただけることになりました!
「なぜこの題材を選んだのか」というと
今回初めて(勉強会)コミュニティにおいてスタッフとして参加したのですが「どうしてスタッフをやろうと思ったの?」と聞かれることが多く、実はコミュニティにスタッフとして参加してみたかったけど一歩踏み出せない方の参考になればいいと思って選びました。
今回のアドベントカレンダーに興味を持っている方にはいうまでもない話感はありますが誰かに刺されば幸いです。
コミュニティが苦手だった
まず見出しの通り、コミュニティが苦手でした。
スクラムフェス札幌の植松社長の基調講演で「いつから苦手なの?きっかけは?」と問いかけるシーンがあったので苦手意識の源泉がどこからくるのか思い返しました。
新人として就職した会社でカンファレンスを実施した時のことです。
企画の段階で新人にお鉢が回ってきて普段おちゃらけた先輩がいるからとパネルトーク(大喜利)を提案すると「そんなカンファレンスなら参加したくない」などと言われ、新人だからと半ば無理やり登壇させられたうえに、同時間帯はスキルがある先輩社員で当て馬扱いされて不快だった経験がありました。*1
そこからコミュニティ的な活動を嫌悪し、参加するにしても一定の距離をおいて参加する意識が芽生えたのだと思います。
スタッフ参加へのきっかけ
距離を置いているとはいえ勉強会参加の数が増えるにつれて自然と苦手意識も薄れるわけですが次第に「何でこの人達は休みを削ってアウトプットしてくれるのだろう」と思うようになりました。
それから数年が経った今回初めてスタッフ参加を果たしましたが今にして思えば2022年9月3日に参加したDevLOVEの15周年イベントがきっかけだったのかもしれません。
業務の都合でリモートになってしまった市谷さん(@papanda)の講演でこのような節がありました。
名言キター#devlove pic.twitter.com/ogM06tY7P2
— sawa🖥️IT (@sawa__it) 2022年9月3日
これによって完全にハイになっていたのだと思います。
結果的に数日以内にスタッフ参加を表明してしまいました。
え、全然やる💪 https://t.co/2Dkzo5ci5Y
— sawa🖥️IT (@sawa__it) 2022年9月5日
今更ですがこんなノリでも受け入れていただきありがとうございました。尊敬してます!
こうして我々調査隊は「休みを削って無償でアウトプットをしてくれる奇特な人」の謎を解明すべく北海道の奥地へと向かうのであった。
スタッフとしての仕事
N=1の経験で心もとないですが、
Scrum Fest Sapporo実行委員会は運営や設営のプロではなく一般人で構成されています。それ故にスタッフは指示を受けて動くというよりそれぞれがざっくり与えられた役割を元に自分達で考えて行動します。
以下は実際に作業をした内容です。
※前提として、メインの役割はZOOM3の配信で利用する部屋のスタッフでした
- 配信環境の準備
- 来場者向けの電源タップの準備
- 来場者が足を引っ掛けないように延長コードや電源タップのケーブルをガムテープで固定
- テーブルや椅子の移動
- ネームタグに名前を記載するブースの設置
- 来場者用の飲料の補充
- ネットワーキングパーティの準備
- お寿司の受け取り
- 飲料や氷の買い出し
- ビールサーバーの受け取り
- 食品の配置、片付け
- 会場の撤収など
他にもあったと思いますが大体このような感じでした。スタッフの振り返りに「参加者ともっと話したかった。ちょっと忙しく思われて過ぎたのでもっとヒマな感じをだしたいw」(原文ママ)とあったくらいです。甘い考えかもしれませんがこれだけ見ると「私も参加できそう」と思えてきませんか?
とはいえ自分の作業がこれだけで済んだのも何ヶ月も前から運営チームが準備してくれていたおかげです。尊敬してます。
なぜコミュニティ活動をするのか?
コミュニティそのものを運営することについて川口さん(@kawaguti)がおっしゃっていた「自分達が楽めるように自分たちで楽しめる場を作って、自分達が学びたいことを学べるように集めたプロポーザルから聞きたい話を聞く」*2が明確で真理だと思いました。
最後に
スタッフ参加としては今回が初めての経験になりましたがコミュニティ活動で自分が感じていたトラウマのようなものは今回で完全に払拭されました。
もしスタッフ参加や登壇をしてみたいと思ったならコミュニティの熱に触れた勢いで参加表明してみてはいかがでしょうか。